不妊症


どんな病気か
 妊娠を希望して一定期間の性生活を行っているにもかかわらず、妊娠が成立しない状態を不妊症といいます。頻度は10組のカップルに1組の割合といわれています。この一定期間は、日本では2年以上とされていますが、1年経過したら不妊症の検査や治療を開始することもあります。
 これに対して不育症(ふいくしょう)とは、妊娠しても流産・早産を繰り返して、胎児が出産まで育たない状態をいいます。
原因は何か
 原因は女性側と男性側それぞれに考えられ、またひとつだけでなく他の因子の合併する場合や原因不明のこともあります。
  女性側の原因としては、排卵の障害、卵管の障害、そして子宮因子や頸管(けいかん)因子に分けられます。また男性側の原因には、精子をつくることができない造精機能障害と精子を排出することができない排精機能障害があります。
  そのほかに、機能性不妊や原因不明不妊に分類されます。 排卵障害、 卵管障害、子宮因子、頸管因子、男性因子などがあります。
治療の方法
  人工授精で、ほかに明らかな不妊原因がない場合や、精子の状態が不良な男性不妊や頸管粘液分泌不全がある場合、またはフーナーテスト不良例、そして性交障害の治療として行われます。夫の精液を注入する配偶者間人工授精(AIH)と、夫以外の精液を用いる非配偶者間人工授精(AID)があります。
  AIHを行う際には排卵日を推定して行いますが、自然排卵がない場合は排卵誘発剤を使います。射精後2時間以内の精液を用いて行いますが、精液を洗浄して運動精子だけを注入します。
 内視鏡下手術でクラミジア感染などの性感染症や子宮内膜症による癒着は、腹腔鏡下癒着剥離術(ゆちゃくはくりじゅつ)や子宮内膜症焼灼術(しょうしゃくじゅつ)を行うことにより、自然妊娠が可能になることがあります。
  子宮内腔の変形・延長を伴う場合や月経困難症などの症状が強い子宮筋腫は、開腹または腹腔鏡を使って筋腫摘出術を行います。粘膜下筋腫に対しては子宮鏡下切除術があります。
初診に適した科
婦人科 産婦人科
情報提供 病院のクチコミ ホスピ

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